2024/06/14 15:52
春にお迎えした、ペチュニアさんやカリブラコアさん。
そろそろ、大きく成長してきているのではないでしょうか?
次々にお花が咲く1年草(扱い)の植物にも、満開のピークがあります。
そのピークが過ぎると、だんだん花数が少なくなってきます。
そのままにしていても、花は咲きますが『切り戻し』をするのがおすすめです。
ちょうど、梅雨入りの時期と重なってくるので高温多湿になる時期には、スッキリカットした状態の方が安心です。
ただし、切りすぎないよう注意が必要です。
切り戻しに苦手意識がある方が、多い印象を受けますが失敗する要因としては、
・短く切りすぎた
・カットしてからカンカン照りのところに置いた
・水をあげすぎた
この3点が大きく影響してくるのかな?と思います。
では、なぜこの3点が影響してくるのでしょうか?
・短く切りすぎた
この場合、短く切りすぎると葉っぱも少なくなります。光合成するための葉っぱがない状態だと、葉っぱを再生するまでに時間がかかります。
この状態の植物を管理するのは、とても難易度が高くなります。水加減、日当たりにかなり気を使います。
元々、弱い株だと耐えられず、枯れてしまうことも多くなります。
わざわざ、難易度を高くせず自分が思うよりも少し長めにカットすることを、意識してみてください。
基本は、『鉢まわりにそって、ドーム状に』
・カットしてからカンカン照りの所に置いた
これは、葉っぱが少なくなっているところに強い日差しが来れば、枯れやすくなりますよね。
切り戻しは、植物にとって治療中なのでやっぱり養生する時は、強い日差しに敵わなくなってきます。
午前中日が当たるくらいのところ、もしくは明るい日陰でいいと思います。
ペチュニアさんやカリブラコアさんは、長時間日光に当たらないと花を咲かせてくれませんが、まだ花を咲かせる段階ではないので、優しい光のところでしっかりと葉っぱを回復させてあげます。
葉っぱが回復してきたら、徐々に日当たりを長くしていきます。
急激な環境変化は、調子を崩すので『徐々に』が大切になってきます。
風通しがいいのも、大切になってきます。
・水をあげすぎた
花を咲かせるには、多くの水分が必要になってきます。でも、切り戻した後も、同じような水やりをしていると、だんだん根腐れを起こしやすくなります。
水やりは、基本的にしっかり土が乾いてからなのですが、切り戻しの後は、花が咲いていた時よりもゆっくりペースになると思います。
この辺りを、しっかりと観察してあげないと根腐れしてしまった!なんてことになりかねません。
でも、逆に言えばこの3点を注意深く意識していれば、株がしっかり育っていればまた花をいっぱい咲かせてくれます。
この『切り戻し』と言う技術を習得できれば、ペチュさんもカリさんもこんもり咲かせたり、何年も楽しむことができるんです。
最近、お花咲かなくなってきたな〜と思ったら、思い切って切り戻しチャレンジしてみてください。